今宵は和蝋燭の優しい灯りとともに

今宵は和蝋燭の優しい灯りとともに

愛媛県と聞けば、道後温泉や夏目漱石の代表作「坊ちゃん」や松山城などを思い浮かべる方が多いと思います。

 

しかし、以外と知られていないのが「和ろうそく」。
和ろうそくとは、和紙やい草から作った芯のまわりに、木蝋を何層も巻き付けた天然のろうそくのことです。

 

この和ろうそくは、一般的な洋ろうそくに比べてススが少なく芯が太いのが特徴。
光が強く燃焼時間が長いのも魅力の一つです。ウグイス色で上品なつやを持つこの和ろうそくは、サイズもさまざま。
30センチ以上の長さだと燃焼時間は2時間を超えるものもあります。

 

愛媛県の南予地方に位置する内子町では、この和ろうそく造りが職人さんの手作業によって継承されており、江戸の面影を残す伝統文化が今もなお息づいています。

 

和ろうそくの良さは何といってもその優しい灯火。
何層もの蝋からなる和ろうそくだからこそ、蝋が下へ垂れる心配もなく、美しいフォルムを保ったまま長い時間その優しい灯火を楽しむことができるのです。
和ろうそくから放たれる灯火は部屋を優しく包み込み、柔らかな炎の揺らめきが心を自然と癒やしてくれます。

 

愛媛県に残る伝統技との出会いを感じながら、今宵は地元ゆかりの文豪作品にふけってみてはいかがでしょうか。

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